透明で目立たない歯列矯正装置、インビザライン(invisaline®)を用いた「マウスピース矯正」。
食事やブラッシングのときに装置を外せるので、矯正治療中の虫歯や歯周病のリスクも抑えられます。

ここでは、インビザラインをなるべく清潔に長持ちさせるための洗浄方法や管理の注意点をご紹介します。

1.歯ブラシによる洗浄

手近にある道具でもっとも簡易的にインビザラインを洗浄する方法は、歯ブラシによるブラッシングです。
インビザラインについた汚れや食べかすをブラッシングで取り除いていきましょう。

力を入れてこすったりすると変形してしまうおそれがあるので、やわらかめの歯ブラシを使い、傷をつけないようやさしくブラッシングしてください。
インビザラインは熱に弱いので、洗い流すときは熱湯を使わないようにご注意を!

2.「リテーナーシャイン(歯列矯正装置用洗浄剤)」による洗浄

インビザラインについた微細な汚れは、歯ブラシによるブラッシングだけでは落としきれないものです。そんなときは専用の洗浄剤を使って洗いましょう。

当アリビオ矯正歯科クリニックで導入し、販売もしている洗浄剤は、保定装置(リテーナー)専用洗剤の「リテーナーシャイン」で、スポーツ用や歯ぎしり防止用のマウスピース、お子さまの「床矯正」に使う装置も洗浄できるものです。

使い方は簡単で、コップなどの容器に20〜40℃のぬるま湯を入れ、その中にインビザラインとリテーナーシャインをスプーン一杯入れるだけ。
30分後に取り出した後は、流水でインビザラインをよくすすいでください。

インビザラインの変形を防止するため、熱湯は厳禁で、リテーナーシャインの使用は1日1回とし、30分以上は薬剤に浸さないよう注意しましょう。

「ポリデント」などの義歯用洗浄剤でも代用は可能ですが、「総入れ歯用」は金属部分を傷つけるおそれがあるので「部分入れ歯用」を選ぶことをおすすめします。

3.超音波洗浄機による洗浄

超音波洗浄機とは、振動を起こして気泡(キャピテーション)を水中に大量発生させ、気泡がはじける衝撃波で目に見えないミクロの汚れを取り除く器具です。
メガネ販売店の店頭に設置されているのを使ったことがある人も多いでしょう。

メーカー各社から家庭用の超音波洗浄機が発売されているので、家電量販店などで探してみてください。
歯ブラシでインビザラインについた汚れをサッと落としてから超音波洗浄機を使用すると、洗浄効果がより高まります。

毎日のお手入れ方法のポイント(歯ブラシ)

  • 装着前に洗浄しましょう。
    洗い方は清潔な手で、従来の歯みがきと同様に歯ブラシと少量の歯みがき粉で力を入れず、やさしくみがきましょう。
  • 力をかけてしまうと変形や破損の原因になってしまいますので、歯ブラシは「やわらかめ」がおすすめです。
  • みがき終わったら、水ですすぎます。

インビザラインの管理上の注意点

インビザラインを清潔かつ長持ちさせるには、お手入れや保管方法をきちんとおこなっていただく必要があります。

ここでは「インビザライン」のお手入れや、取扱い方法についてご説明いたします。

装着時の飲食、タバコなどの嗜好品について

食事の際は必ずインビザラインは外しましょう。

装着したままで食事をしてしまうと傷んでしまいますし、中に食べかすなどが付着して虫歯や歯周病の原因になります。

飲み物にかんしては、水以外は虫歯や着色汚れの原因になります。

また温かい飲み物も痛める原因になる恐れがありますので、インビザラインは外してから飲んでください。

タバコやガムなどの嗜好品も同様に、色が変色してしまったり、くっついて傷むおそれがありますのでひかえましょう。

食事のほか、コーヒーやお茶など、歯に着色があるような飲食の後は、必ず歯みがきやフロスを使用したあとにインビザラインを装着しましょう。より清潔にインビザラインを維持することができます。

お手入れ時に気をつけること

入れ歯クリーナーやマウスウォッシュを使った洗浄はNGです。インビザラインの透明感を損なうおそれがあります。

外出先では旅行用の歯ブラシセットを持参して、化粧室で歯みがきを済ませたついでにインビザラインも一緒に洗浄すると、一日スッキリと装着できます。

インビザラインの保管方法

インビザラインには専用の保管ケースがあります。
この専用保管ケースはマウスピースが清潔に保てる上に、紛失や破損を防ぐことができます。

インビザラインの相談はアリビオ矯正歯科クリニックへ

透明のマウスピースを用いた、目立ちにくい矯正治療方法のインビザライン。
ワイヤーやブラケットといった金属を使わないため、金属アレルギーの患者様も安心して治療を受けられます。

「ワイヤー装置に抵抗があり歯列矯正に踏み切れなかった」「金属アレルギー体質なので歯列矯正できないと思っていた」という患者様は、インビザラインを使ったマウスピース矯正を考えてみてはいかがでしょうか。

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