お口の臭いで悩んでいると、友人とのお喋りを楽しめず、口を開けて笑うこともためらってしまいます。
なかには「お口の臭いの原因が分からない…」と、途方に暮れている人も多いでしょう。

そんなときは、一度ご自身の「歯並び」に目を向けてみてはいかがでしょう。もしかすると、お口の臭いは歯並びが原因かもしれません。
ではなぜ、歯並びのせいで臭いが発生するのでしょうか?

歯並びが口臭に影響する理由その1:虫歯になりやすいから

お口が臭うのは歯並びが原因?

歯並びが悪いと、おたがいの歯が邪魔をして歯ブラシが口の隅々まで行き届かず、磨き残しが多くなってしまいます。
磨き残しがあると虫歯にかかりやすくなり、虫歯が進行すれば、やがて歯の神経が腐敗して悪臭を放つようになります。
特に歯が重なり合って生えている「叢生(そうせい)」は、歯ブラシが当たらない面積が広く、磨き残しが多くなりがちです。

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歯並びが口臭に影響する理由その2:歯周病にかかりやすいから

歯並びの不具合による磨き残しが多いと、虫歯だけでなく「歯周病」になる可能性が高まります。
歯周病とは、歯と歯ぐきの間に汚れがたまって細菌が増殖することで、歯茎が炎症を起こす病気です。痛みなどの自覚症状に乏しいため、歯周病だと気づくころには歯がグラつくほどに進行してしまうことも多いでしょう。そのまま放置していると、最終的に歯は抜け落ちてしまいます。

歯周病にかかると、歯と歯ぐきの間にたまった無数の細菌が、臭いの原因となるガスを発生させるので、お口の臭いが強くなります。

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歯並びが口臭に影響する理由その3:口呼吸になりやすいから

お口が臭うのは歯並びが原因?

「出っ歯」や「開咬(かいこう)」などのように、前に出た歯が邪魔をして口が閉じにくくなり、口呼吸になってしまうケースがあります。
口呼吸により口内が乾燥すると、お口の臭いを防ぐ「唾液」が、その効果を十分に発揮できなくなってしまいます。

口の中には1000億個もの細菌が生息しており、そのなかにはお口の臭いの原因となる成分を作り出すものがいます。唾液はそれらを閉じ込めて、口の外に出ないようにしてくれるのでお口の臭いが抑えられます。
そのため「唾液」が減って口の中に行き渡らないと、口臭が強くなるのです。

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